2011年12月18日日曜日

宇宙教育指導者セミナーに参加しました!

◆12月17日(土)に秋田のアルヴェ で、宇宙教育指導者セミナー(ベーシックコース)があり、参加してきました。
これはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙教育センター主催によるもので、17日(土)がベーシックコース、翌日18日(日)はスキルアップコースが行われました。私は土曜日だけ参加しました。横手からは私だけでしたが、本荘の金さんと斎藤さん、高橋さん、県立大学から今野さん他3名も参加していました。若い女の方から年配の男の方など、老若男女46名の参加ということでした。また、岩手など近県の方も参加されていたようです。

★ 日程や内容 ★
○  9:30~ 9:40 開講式
○  9:40~10:25 講演Ⅰ 「宇宙教育」について
宇宙教育センターアドバイザー
○ 10:35~11:35 講演Ⅱ 秋田発 宇宙教育とその展開
宇宙少年団秋田分団長
○ 11:35~11:50 質疑応答・まとめ
○ 11:50~12:50 昼食(各自)
○ 12:50~13:00 オリエンテーション
○ 13:00~16:40 活動実践基礎コース 教材実習
○ 16:45~17:00 開講式


★ 講演Ⅰ ★
はじめは、「宇宙教育とは何か」についての話でしたが、「宇宙を軸にしながら、好奇心や冒険心、匠の心といった子どもたちの心に火を付けながら、幅広い豊かな人間を育てよう」というもので、始め私が考えていたものとは違い、これを聞いただけで、この会に参加した意味があったと思いました。
★ 講演Ⅱ ★
次に秋田大学教授で宇宙少年団秋田分団長をされている土岐仁先生から、2005年から行っている「能代宇宙イベント」についての話がありました。
すでに知っている方もおられるかと思いますが、高校生が自分たちでロケットを作って打ち上げ、その中に入れたミニ衛星?(缶サット)を所定の場所に着陸させるといったものです。今では全国大会も行われているとのこと。そして、これを経験してJAXAに勤めるようになった人もいるとのこと。自分の県でこのような取り組みが行われていたことを詳しくは知らなかったので、これもた大変刺激を受けました。
★ 活動実践基礎コース 教材実習 ★
午後は(A)社会教育基礎コースと(B)活動実践コースの2つに大きく分かれて行いました。
私は(B)の活動実践コースに参加しました。何をするのかと思っていたら、JAXA宇宙教育センターが提供する科学教材を実際に作り、作る手順や注意すること、安全面などを皆に説明するものでした。
今回は、テキストを見ながら
① 「ぽんぽん船づくり」 
② 「空き缶の底を磨いて凹面鏡をつくる」
③ 「かさ袋ロケットを飛ばす」
④ 「回っているコマはどうして倒れない?」
⑤ 「ストローロケットをつくろう」
の5部門に分かれて4人1グループになって行いました。簡単なもの作り活動でしたが、みんなロケット技術や科学に関わるものばかりで、宇宙教育の具体的な姿が分かりました。

作ってから実際に遊んだのですが、夢中になって写真を撮るのを忘れてしまいました。午前は話を聞くだけだっただけに、楽しく活動できました。
この講習を受けると宇宙教育リーダー(SEL)として登録され、いろいろな特典を受けられるそうです。これは3年間有効で、継続する場合には更新講習を受ける必要があるとのことで、金さんら本荘の3名はそれに該当するそうです。
わざわざ秋田まで出て話を聞くのはとてもおっくうなのですが、何より「宇宙教育」に触れることができ、雪降りの中、出かけた甲斐がありました。団体から2名以上だと補助金がグッと増えるということもあるそうなので、横手からも他に誰か出るとよかったと思いました。そして、ぜひとも横手で「コズミックカレッジ」を開きたいと思いました。
なお、「宇宙教育」については下記をご覧下さい。



2011年12月11日日曜日

やっぱり、秋田は天気が悪い。

日頃の行いが悪いわけではないのです。ただ、冬場はお天気に恵まれる回数が少ないのです。2011年最後の天体ショー「皆既月食」は、雨雲、雪雲に厚く覆われ、月明かりすらもかき消してしまいました。
メディアでも大きく取り上げられ、ネットでは、LIVE中継等頑張ってておられる方々がおりました。うらやましい限りですね。

今までに何度か月を撮影してて、ピントや露出、画角(月の位相角)はとても経験のいる作業だと感じています。月はとても明るい天体(地球上では太陽の次に明るく見える) なので、どなたでも簡単に撮影できます。撮影テクニックとして、参考までに、月の撮影方法のご紹介をします。
コンパクトデジカメを使用するなら、コリメート撮影となります。ちょっとした望遠鏡と見口の広い接眼レンズが必要ですね。携帯電話等のカメラ機能を使用する場合も同じで、接眼レンズに押しあてて、後はシャッターを切るだけ。
本格的に一眼レフ(APS−C)を使用すると、焦点距離は1000〜1200mmのレンズが必要となります。適度な望遠鏡+2倍程度のテレコンバータを使用されている方が多いと思います。
ビデオカメラを使用するとなると、ズーム機能があるのでそのまま、三脚に固定して撮影も可能ですね。必要であれば2倍以上のコンバージョンレンズを使用するのも良いかもしれません。フィルタネジを使用して、望遠鏡に固定する方法もあります。
最近では、ネットで中継を行う方もおりますので、CCDカメラ+PCでキャプチャを採用されている方も多いと思います。

さて、皆既月食が結局みる事が出来なかった私は・・・雲の上で起こっているであろう、天体ショーをパソコンのシミュレーソフトで鑑賞していました。バーチャル!いや、神にでもなったような心境!?
そこで、オススメの天体シミュレーションソフトのご紹介です。
国立天文台のMitaka、アストロアーツのステラナビゲータStellarium こんなところでしょうか?
どのソフトもすばらしい。Mitaka と Stellarium はフリーソフトなのでお勧めです。
教育や撮影等の目的でご使用を検討されている方は、ステラナビゲータが良いでしょうね。機能満載です。