2011年3月22日火曜日

3月2日、宮城県支部さんよりメールが届いておりました。

東北太平洋沖地震が起こる、10日前に宮城県支部さんよりメールが届いておりました。
以下原文>>

一昨年、ミック社が倒産し、MEADEの株も紙くず同然となり、市場に新品が激安で出回りました。小生も日本未発売のDS-2102MAK(10cmマクストフの自動導入・経緯儀)を、21,500円でGETしたのです。しかし焦点距離が1356mmもあり低倍率が苦手で、その上導入精度が低いので、使いにくく、BORG76EDを載せることにしたのです。改造は以下の通り・・・
☆経緯儀の鏡筒バンドを取り払い、台座を自作して、ミザールのアリ溝台座を載せる。
☆ボーグ鏡筒は、バンドを使わず、アリガタ・レールをダイレクトに鏡筒にボルト・オンしている。軽量化にもなるが、フードを引っ込めることができる。ビクセン純正のレールにバンドだと、引っ込まない(ぶつかる)のだ。
☆ビクセンのフリップミラーは、直視側を2インチに改造している。ここにWS32mmを入れると、16倍、実視界5度強となり、高性能ファインダーの機能に切り替えることが出来るのだ。
☆もともとの三脚は華奢なので、セレストロン製を一部改造して、これに 交換した。引き抜き材や金具類は、ビクセンと同じもののようだ(色は違うが)。開き止めの位置を変えて大股開きに・・(安定性確保)、それから開閉の支点は、タカハシEM-200と同じような機能のクイックレリーズにしてみた(協栄産業の試供品です)。

以上がメールでございます。
当ブログもネタに乏しく、そろそろ望遠鏡特集でもしようかなと思えば、このように先手を打ってくる頼りになる先輩です。その力作をご紹介します。多分、今夜も月や星を眺めているかもしれません。いつになく複雑な思いがこみ上げてくるかもしれません。今夜も誰かが同じ夜空を眺めていると思うと、今この時を大切にしようと、強い気持ちが芽生えてくると私は信じています。頑張れ東北!

2011年3月18日金曜日

宮城県支部さんから、無事な事が確認できました。

この度の東北関東大震災では、皆さんにご心配をお掛け致しましたが、
無事ですので、ご連絡申し上げます。
小生の家は多賀城市なので、多くの皆さんから「津波で流されたか?」
と心配されましたが、拙宅は海面から20mくらいの高さがある高台の
岩盤上に建っているので、津波の影響も無く、建物も体も無事でした。
ただ、家から数百m先の場所までは津波が押し寄せ、すぐ近所まで壊滅的な
被害を受けました。また、近所の方、遠い親戚の方、知人で、何名か亡くなった
方がおりました。彼らのご冥福をお祈りするとともに、小生は幸運にも無傷で
あったことを、神に感謝しております。

実は地震の当日、プリンターのインクが切れて印刷ができなくなった
ので、産業道路沿いの山田電気へ買いに行こうとしたのです。
しかし当日は、春の嵐というか、随分と雪が降ってきましたので、慌てて
買いに行くこともあるまい・・と、出かけるのを止めたのです。
こういう、いい加減な性格が、幸運にも命を救うことになりました。
小生の遠い親戚の旦那は、その山田電気の向かい側で、遺体で発見され
ました。

拙宅から直線で2Km程先が太平洋でして、そこには石油コンビナートが
あるのですが、爆発炎上しまして、三日三晩燃え続けました。海から
風が吹くと、目や喉が痛くなるほどの凄い煙で、流石に参りました。
緩衝緑地公園を飛び越え、周辺の民家にも延焼しまして、風向き次第では、
明日には拙宅も燃えるな・・・と一時は覚悟しましたが、陸から海へ向かう
風に変わり、なんとか鎮火しました。

大地震から1週間が経過しましたが、もともと土地が低かった多賀城や
塩釜の市街地は、まだ水が引きません。今回の地震で陸地が大きく沈下
したそうですから、もともとの陸地は海面より下がったということでしょう。
地震や津波の破壊力というか、怒り狂った時の自然の力には恐怖を
感じます。

今回の未曾有の大災害で、東北地方の復興の為に、日本全体の経済が
足を引っ張られることになり、これから先の生活に不安も出てきました。
が、こうしてなんとか命拾いしましたので、頑張ってゆこうと思います。
今年のSWIAにも参加させて戴く所存でございますので、また皆様と
星を見て、酒を酌み交わしたく思います。
とり急ぎ、無事の連絡まで。

以上が、宮城県支部からのメールです。無事でよかったぁ。

2011年3月7日月曜日

秋田大学に行ってきました

冬の時期はどうも活動が低迷気味です。月例会も参加率が悪く、2月はなんと!たったの一人。
どんだけーっ!自分も反省しております。
何かそれらしい活動をせねば!と思い、秋田大学へ行ってきました。星空案内人の認定講座がありまして、初参加です。自分を含め約30人ほどの参加がありました、講習の内容は「星座を見つけよう」認定講座としては6回目の単位だそうです。講習を受けている方々も真剣でした。
来月には7回目の認定講座もあるらしいです。詳しい情報はこちら。
講座では、実際の星座観測に向けての準備から、実際の観測対象など細やかに説明がされていました。実際の観望会でも行う内容だったので、自分としては確認の意味が多かったです。事前の準備が楽しい観望会を成功させる為の秘訣ですね。