天文台には、タカハシのFCT250(2号機)+EM-3500が鎮座していました。町内の学校に設置する予定だったのが、夜間の管理の難しさなどから、結局、この場所にあった展望台の上にこのような天文台が建てられることになったそうです。この充実した機材から、当時の町長さんの天文に関する造詣の深さを感じました。
1日目は、9本の発表とモバイルプラネタリウムの実演でした。
上は、阿武隈(おおくま)天文同好会 大槻さんの自作プラネです。以前、天文教育普及研究会東北支部会を横手で開催した時に、秋田大学の先生の発表をきっかけに自作し、かなり活用されておられるようでした。
下は、「夢のほしぞら配達」の橋本さんです。市販の外国製の大きくガッチリしたドームに上向きプロジェクターで投影する本格的なものでした。出前上映するそうです。
夜はいつものように盛り上がり、 楽しいひとときとなりました
恒例のじゃんけんゲームで、横手のスタッフが手にしたものは・・・
沖縄の泡盛までごちそうになってご満悦の会長!
二次会は、狭くても楽しく
午後からにわか雨が降る天気で、今夜はゆっくり呑める・・・と思っていたら、「星が見えてるよ!」 という声に、みんな、中庭に集まりました。
あっという間に自慢の双眼鏡の放列が・・・・・。 そして、夜は更けていく・・・・・・・・。
翌日2日目は5件の発表で、横手ではふるさと村で上映した「火星ひょっこり大接近」の動画を紹介しました。
それから、国立天文台の縣さん、アストロアーツソフトウェア開発担当取締役の上山さん、そして、日本天文愛好者連盟などに名を連ねる田中さんの3人による「天文10年今昔物語」のスペシャル対談でした。
最後に、渡部潤一奨励賞、縣秀彦奨励賞の授賞で幕を閉じました。
今回参加して話を聞いたり、情報交換して感じたことが3つあります。
一つ目は、「電視観望」の時代が近づいたということです。
安価で高性能のCMOSカメラが手に入るようになり、ドイツのFireCaptureや、イギリスのSharpCapなど高機能のキャプチャーソフトと相まって、手軽に品質の高い天体画像を得られるようになりました。
特にSharpCapのLiveView モードでは、これまで目で見ることが難しかった天体が、モニター上ではあるものの、色が分かるほどライブで見ることができるようになりました。アメリカでは、このシステムを生かした卓上のスマートな天体望遠鏡が既にお目見えしているそうです。
確かに観察会では強力なツールになることでしょう。その一方で、国立天文台の縣先生の「直接眼視で見ることの方が貴重になる時代が来るかも知れない」という言葉が心に残りました。
二つ目は、今回、夜中に晴れて、皆がいっせいに外に出て、双眼鏡をずらりと並べて星見を楽しんだことです。皆さん、やはり星見ストですね! そして、「両目で見るとこんなに見える!」というのを実感しました。
横手でも、FUJINONの○○・・・と夢を掲げたり、双眼鏡をずらりと並べて喜んだりしている人がいるようですが、電視観望が近づいたこれからの時代、お気に入りのご自慢の双眼鏡をぜひひとつ持ちたいものだと思いました。それで星見をするのが何よりいちばんの贅沢になるのかもしれません。双眼鏡好きの会員が、実は時代の最先端を行っていたりして?!
三っつ目は、吉田さんの「皆さんに自分につきあってもらっている・・・」という言葉でした。
そういえば、私たちの会も会員も自分で楽しんでいる、よかったら一緒に楽しみませんか・・・といったスタンスです。この「星空案内人の集い」が10回も続いたのも、何より、吉田さんの魅力なのだと思いました。吉田さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
最後に、ひとつ残念だったのは、昨年受賞したために「渡部潤一」奨励賞の候補から外れたことです。来年は奨励賞を目指して、何かやっていきましょうか。
そういえば、私たちの会も会員も自分で楽しんでいる、よかったら一緒に楽しみませんか・・・といったスタンスです。この「星空案内人の集い」が10回も続いたのも、何より、吉田さんの魅力なのだと思いました。吉田さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
最後に、ひとつ残念だったのは、昨年受賞したために「渡部潤一」奨励賞の候補から外れたことです。来年は奨励賞を目指して、何かやっていきましょうか。
今回は、メーカー参加が少なかったものの、いろいろと考えさせられた会でした。
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